三年坂を楽しむ
三年坂は産寧坂といい清水寺周辺の門前町として発展しました。
この三年坂、三年坂伝統的建造物群保存地区に指定されており、
保全のための修理や新しい建物は景観に配慮した外観にするなどという方法で、
三年坂の伝統的建築が守っており、風情のある地区になっています。
そのおかげもあってか三年坂に現存する建物は大正時代のものが多いようです。
三年坂の歴史は清水寺ができたころにさかのぼります。
昔から門前町として清水寺へ参拝する人への土産物屋で活気があり、 平安時代には石畳ができていたそうです。
いまでも三年坂を歩くと京都観光のにぎわいと歴史を感じる町並みが、
京都らしい場所になっています。
清水寺は山にあるため周りには坂が多く、
周辺で有名な坂は、三年坂、二年坂、一年坂、清水坂、五条坂といくつかあります。
この中でも三年坂は人も少ないためゆったりと楽しめます。
三年坂の歩き方
清水寺へ行くときは清水坂を上ることが多いと思いますので、
三年坂は清水寺を観光したあと高台寺など、
清水寺周辺のお寺へお参りするときに通ることをお勧めします。
三年坂を楽しむときは二年坂も忘れずに通ってください。
三年坂とは違った風情がありおすすめです。
三年坂には「よーじや」の支店もあります。
青龍苑というお店の中にありますのでのぞいてください。
京都土産に「よーじや」は喜ばれるのでわたしも良く買います。
三年坂の由来
「三年坂」と呼ばれる理由は「三年坂で転ぶと三年で死ぬ」という、
言い伝えから来ているようです。
三年坂の下には二年坂があり、同じような言い伝えがあります。
なお三年坂は産寧坂ともいい、
産寧坂のほうの由来にはさまざまな説があるようです。
だいたいの説で共通しているのは安産を目指し、
お寺参りをしたことから産寧坂と呼ばれるようになったという説です。
「寧」の部分は豊臣秀吉の妻「ねね」とゆかりがあるという人もいるようです。
わたしが子どものころから聞いていたのは、
三年坂の「三年坂で転ぶと三年で死ぬ」という言い伝えのほうでした。
ずっと
三年坂は怖いところなのだと信じていました。
京都で三年坂と二年坂が、
怖い場所だと思っている子どもは意外と多いのではないかなと思っています。
京都に住んでいると意外と三年坂を訪れる機会がなく、
はじめて訪れたのは大学生になってからでしたが、
二年坂と三年坂を歩きながら「絶対に転ばないように」、
と気合いが入っていたのを覚えています。
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