錦市場とは?
錦市場は京都市内の目抜き通り「四条通り」から、
1本北にある「錦小路」にあります。
「京の台所」と言われるように、
昔から京都で一番栄えている市場として機能してきました。
錦市場は市場といっても専用の敷地があるわけではなく、
「商店街」といった方がシックリくるかもしれません。
錦小路の通り自体が市場です。
錦市場は今では地元の人と観光客が混じって買い物をする、
観光名所にもなっています。
年末には錦市場でお正月に向けた買い物をする人で、
前にすすめないほどになります。
京野菜から豆腐まで、
錦市場に行けば京都の食卓を知ることができます。
錦市場の歴史
錦市場は平安時代から存在した、
由緒のある市場です。
錦市場が今の場所になったのには理由があります。
それは「水」です。
今は冷蔵庫があるので、
生ものを保存するのに困ることはありませんが、
当時の「冷やす」方法は「水」しかありませんでした。
錦市場がある場所は昔から水が豊富に出る場所であり、
魚などを保存するために適していることから、
今の場所になりました。
室町時代の応仁の乱で一時期退廃しますが、
豊臣秀吉が京都の街を改造したときに16世紀に、
錦市場も再び設置されました。
江戸時代には魚市場として栄え、
明治時代になって現在のように、
さまざまなお店がひしめく市場へと発展しました。
錦市場を堪能する
錦市場は京都の台所と言われるだけのことはあり、
京都独特の食文化を見ることができます。
錦市場を堪能するために、
まずは高倉通りか、寺町通りから入り、
反対側まで歩き抜いてみましょう。
寄り道したりと、
ゆっくり堪能しても、
30分程度の道のりです。
錦市場を入ると両端に商店が並びます。
高倉通りから寺町通りまで約130件のお店が錦市場には存在します。
観光客に人気があるのは京漬物と豆腐のお店でしょうか。
錦市場を歩いたら試してほしいのが、
京豆腐の有名店「藤野」が出す、
「なんじゃもんじゃ」というお店です。
豆乳ソフトクリームと豆乳ドーナツを食べてみてください。
観光に疲れた時にお勧めです。
錦市場の行き方
錦市場に行くためには、
京都駅から地下鉄に乗り四条で降ります。
四条商店街を八坂神社へ向かって歩くと大丸が見えます。
大丸を曲がって高倉通り細い通りをしばらく歩くと、
目的の錦市場が見えてきます。
車の場合は四条烏丸付近のコイン駐車場にとめるか、
烏丸御池の市営地下駐車場がお勧めです。
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